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2024.08.02

ページネーションSEO対策: 実装ポイント解説

ページネーションSEO対策: 実装ポイント解説

「ページネーションは実装したけど、SEO対策は大丈夫かな?」と不安に思っている方も多いのではないでしょうか。
ページネーションは、ユーザーエクスペリエンス向上に役立ちますが、適切な設定を行わないと、検索エンジンの評価を下げてしまう可能性があります。

本記事では、ページネーションのSEO対策について、実装ポイントを解説します。ページネーションまわりの内部リンクやタイトルタグの設定方法なども詳しく解説しているので、ぜひ最後まで読んで、効果的なSEO対策を実践してください。

ページネーションの役割とSEOへの影響

膨大な情報量を扱うWebページでは、ユーザーが最後まで読み進めるために、ページを分割する手法が用いられます。この手法は、ページネーションと呼ばれ、ユーザーエクスペリエンス(UX)の向上に貢献します。

ページネーションによって、大量の情報が原因で発生する読み込み速度の低下を防ぐことができます。また、ページ内のスクロール量を減らすことで、ユーザーの負担を軽減し、快適な閲覧環境を提供します。

・ページの読み込み速度を向上させる
・スクロールによる疲労感を軽減する
・現在位置の把握を容易にする

ページネーションは、ユーザーが目的の情報にスムーズにアクセスし、ページ全体を理解しやすくなる効果も期待できます。

ページネーション設定におけるSEO対策のポイント

ページネーション設定におけるSEO対策のポイント

ウェブサイトのページネーションは、ユーザーエクスペリエンスを向上させるだけでなく、検索エンジンのクローラーがサイトのコンテンツを効率的に理解し、インデックス化するのに役立ちます。特に、ページネーションされたコンテンツをまとまりのある情報として認識させることで、サイト全体の価値を効果的に伝えることができます。そのため、ページネーションの実装には、検索エンジンの理解を深めるための適切な設定が重要となります。

具体的な設定には、以下の3つの要素が挙げられます。

・HTMLメタタグ (rel=next/prev)
・内部リンク
・タイトル・見出し

HTMLメタタグ (rel=next/prev) は、かつては検索エンジンによるページネーションの理解を助ける重要な要素でしたが、Googleはサポートを終了しています。しかし、Bingなど他の検索エンジンでは引き続きサポートされているため、設定する意味は依然として存在します。Googleだけに焦点を当てる場合は、メタタグの設定は不要ですが、内部リンクやタイトル・見出しに工夫を凝らす必要があります。

メタタグのサポートが終了した現状では、他の方法でGoogleにページネーションされたページの関係性を適切に伝えることが重要です。 適切な内部リンクの設定や、ページのタイトル・見出しの設計によって、ページ間の関連性を明確に示すことができます。以下では、メタタグの設定方法から解説していきます。

ページネーションメタタグの設定方法と注意点

ページネーションを実装する際、HTMLのhead部分に「rel=”prev”」と「rel=”next”」の記述が必要となります。これらのタグは、ページ間の順序を示す役割を果たし、それぞれ「前のページ」と「次のページ」を指定します。具体的にどのように実装するのか、順を追って解説していきます。

※prevはpreviousの略であり、previewの略ではありません。

最初のページには「前のページ」が存在しないため、2ページ目のみを「rel=”next”」タグで指定します。

<head> <link rel=”next” href=”2ページ目のURL/”> </head>

2ページ目には、前後それぞれにページが存在するため、1ページ目と3ページ目のURLを「rel=”prev”」と「rel=”next”」タグを用いて記述します。

<head> <link rel=”prev” href=”1ページ目のURL”> <link rel=”next” href=”3ページ目のURL”> </head>

最後のページには次のページが存在しないため、前のページのみを「rel=”prev”」タグで記述します。

<head> <link rel=”prev” href=”1ページ前のURL”> </head>

ページネーションメタタグ設定時の注意点:クロールとインデックス

GoogleのSEOにのみ焦点を当てるのであれば、rel=next/prev属性は不要です。この属性を記述したままでも、特にデメリットはありません。そのため、既存ページから削除する必要もありません。新規ページにrel=next/prev属性を設定すべきかどうかは、Bingの影響がどれほど大きいと考えるかに大きく依存します。ただし、BingはPCでのシェアを伸ばしているとはいえ、モバイルを含めた日本での検索エンジンシェアは2020年2月時点で6%弱とされています。

ページネーションまわりの内部リンク・タイトルタグ設定

ページ番号をアンカーテキストに含めることは、ユーザーのページ移動をスムーズにする有効な手段です。例えば、「次のページへ」といったあいまいな表現ではなく、「3ページ目へ」と具体的にページ番号を記載することで、ユーザーは自身の現在位置と移動先を明確に把握できます。

同様に、前のページへのリンクも設置することで、ユーザーは容易に前のページに戻ることができます。この際も、「2ページ目へ」のようにページ番号を含めることで、ユーザーのナビゲーションをより直感的にすることができます。

タイトルタグや見出しにもページ番号を含めることで、各ページがページネーションされたページであることを明確に示すことができます。例えば、ページネーションされたページのタイトルタグを「商品一覧 – 2ページ目」のように記述することで、ユーザーや検索エンジンは、それがページネーションされたページの2ページ目であることを理解できます。

ページ番号を含めることで、各ページのタイトルが重複したり、検索エンジンがページの構造を正しく理解できなくなったりするのを防ぐことができます。

なお、GoogleのJohn Mueller氏は、2020年3月のオフィスアワーにて、ページネーションされたページの内部リンク、タイトル、見出しについて言及しています。これは、ページネーションタグのサポート終了後も、これらの要素を適切に設定することで、ページネーションされたページのSEO対策を効果的に行うことができることを示唆しています。

ページネーションとSEO対策

適切なページネーション設定は、ユーザー体験の向上だけでなく、検索エンジンの評価を高め、ウェブサイト全体のSEO効果を高める重要な要素です。メタタグ設定や内部リンク設定など、SEO対策のポイントを押さえ、効果的なページネーションを実装することで、ウェブサイトのアクセス数増加とコンバージョン率向上に貢献できます。

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