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2024.08.22

robots.txtでSEO対策!作成・書き方・確認方法を解説

robots.txtでSEO対策!作成・書き方・確認方法を解説

「robots.txtって何?設定方法もよくわからない…」そんな悩みをお持ちのあなたへ。

この記事では、robots.txtの意味、役割、重要性について詳細解説します。さらに、robots.txtファイルの作成から確認方法まで、ステップバイステップで丁寧に説明します。

検索エンジンのクローラーを制御し、ウェブサイトのセキュリティ対策やプライバシー保護を実現する方法を学び、あなたのウェブサイトをより安全に管理しましょう。後半では、robots.txtを活用したSEO対策や注意点についても詳しく解説しているので、ぜひ最後まで読んでみてください。

robots.txtとは?

インターネット上のウェブサイトは、検索エンジンのプログラムである「クローラー」によって巡回され、情報が収集されます。この「クローラー」の動きを管理するのが、robots.txtファイルです。robots.txtファイルには、大きく分けて2つの役割があります。

一つ目は、ウェブサイト内のページへのアクセスを許可するか、禁止するかを制御することです。つまり、特定のページをクローラーがアクセスできないように設定することができます。これは、公開を望まないページや、検索結果に表示させたくないページをクローラーから隠すために役立ちます。

二つ目は、クローラーにsitemap.xmlの場所を伝えることです。sitemap.xmlは、ウェブサイトの構成やページの情報をまとめたファイルで、クローラーにウェブサイト全体を理解させ、重要なページを効率的に巡回させるために役立ちます。robots.txtファイルにsitemap.xmlの場所を記述することで、クローラーはスムーズにsitemap.xmlを読み込み、ウェブサイトの情報を取得することができます。

つまり、robots.txtファイルは、クローラーに対して、ウェブサイトのどのページを巡回させ、どのページを巡回させないかを指示するための重要なファイルと言えるでしょう。クローラーに評価してほしいページを積極的に巡回させたり、評価してほしくないページを評価対象から除外したりすることで、ウェブサイトの検索エンジン最適化(SEO)に役立ちます。

なお、robots.txtファイルの名前は「robots.txt」と固定されており、ファイル名を間違えると機能しません。ファイル名の入力ミスには注意が必要です。

robots.txtの記述方法

robots.txtは、ウェブサイトへのアクセスを制御するためのファイルです。このファイルには、アクセスを制御したいロボットの種類を指定する「User-agent」、クロールをブロックしたいディレクトリやページを記入する「Disallow」、アクセスを許可する記述「Allow」、クローラーが巡回しやすいようにサイトマップの場所を指定する「Sitemap」の4つの命令を記述できます。これらの命令は全て記述する必要はなく、必要なものだけを記述します。

User-agentは必須項目であり、アクセスを制御したいロボットの種類を指定します。例えば、Googleのクローラーを制御したい場合は「Googlebot」と指定します。すべてのロボットのアクセスを制御する場合は「*」を記入します。

Disallowは任意項目であり、クロールをブロックしたいディレクトリやページを記入します。すべてのページに対してアクセスを制限したい場合は「/」を記述します。

Allowは任意項目であり、アクセスを許可する記述です。Disallowによりブロックしているディレクトリの一部をクロールさせたい時などに使用します。

Sitemapは任意項目であり、クローラーが巡回しやすいようにサイトマップの場所を指定します。サイトマップでは巡回してほしいURLをクローラーに伝えることができます。

「User-agent」の記述方法

「User-agent」は、ウェブクローラーの種類を指定し、アクセスを制御するための重要な要素です。以下は、その記述例です。

User-agent: *
User-agent: Googlebot

上記の例では、アスタリスク(*)はすべてのクローラーを意味し、「すべてのクローラーが対象」となることを示しています。

Google以外にも、様々な検索エンジンが独自のクローラーを使用しています。ここでは、Googleとその他の検索エンジンのクローラーの一部を紹介します。

Googleクローラーへの指示

Googleのウェブ検索では、Googlebotと呼ばれるクローラーが使用されています。これは、Googleの検索エンジンがウェブサイトをインデックスするために用いられる重要なツールです。Googlebotは、ウェブサイトのコンテンツを収集してGoogleの検索エンジンに送信し、その情報に基づいて検索結果におけるウェブサイトのランキングが決定されます。

Googlebotは、ウェブサイトのHTMLコードを分析することで、コンテンツを収集します。HTMLコードには、ウェブサイトのタイトル、説明、キーワード、画像、動画、リンクなどの重要な情報が含まれています。Googlebotはこれらの情報を集めて、Googleの検索エンジンに提供します。

Googleの検索エンジンは、Googlebotから送信された情報を分析し、ウェブサイトのランキングを決定します。ランキングは、ウェブサイトのコンテンツ品質、デザイン、速度、セキュリティなど、多くの要素によって影響を受けます。

ウェブサイトのランキングは、ウェブサイトへのトラフィックに大きな影響を与えます。ランキングが高いほど、ウェブサイトへの訪問者数は増え、その結果、より多くの収益を生み出す可能性が高まります。

Googlebotをブロックすると、ウェブサイトのランキングが低下する可能性があります。ランキングが低下すると、ウェブサイトへのトラフィックが減少し、収益も減少する可能性があります。そのため、Googlebotをブロックすることは推奨されません。

Googlebotは、ウェブサイトのインデックス作成に欠かせないツールであり、ブロックすることは、ウェブサイトのランキング、トラフィック、収益に悪影響を及ぼす可能性があります。

その他のクローラーへの指示

インターネット上の膨大な情報を整理し、ユーザーの検索意図に最適な情報を提供するために、検索エンジンは常にWebサイトを巡回しています。この巡回作業を行うのが、検索エンジンのクローラーです。クローラーは、Webサイトのコンテンツをくまなく調査し、その内容を理解することで、検索結果に表示すべき適切な順位を決定します。

そのため、Webサイトを制作する際には、クローラーがサイトの内容を正しく理解できるように、適切なメタデータやコンテンツを記述することが重要です。メタデータとは、Webサイトの情報を記述したデータであり、クローラーはメタデータを参考に、サイトの内容を理解します。例えば、タイトルタグやメタディスクリプションタグは、サイトの内容を簡潔に伝える重要なメタデータです。また、コンテンツの内容も重要で、クローラーはコンテンツの内容を分析し、サイトのテーマやキーワードを理解します。

「Disallow」の記述方法

検索エンジンのクローラーは、特定のディレクトリやファイルへのアクセスを制限することができます。robots.txt ファイルは、クローラーにアクセスを許可または拒否する指示を与えるためのファイルです。

上記は、robots.txt ファイルに記述できる一般的なディレクトリやファイルの例です。これらのディレクトリやファイルは、一般的にユーザーに公開されていない情報や、クローラーがアクセスする必要のない情報が含まれています。

robots.txt ファイルを作成し、クローラーがアクセスできないようにしたいディレクトリやファイルを追加することで、サイトのプライバシーやセキュリティを向上させることができます。

/: サイト全体
/admin: 管理者用ディレクトリ
/members: メンバー専用ディレクトリ
/login: ログインページ
/signup: 登録ページ
/cart: カートページ
/checkout: チェックアウトページ
/order: 注文ページ
/profile: プロフィールページ
/account: アカウントページ
/search: 検索ページ
/blog: ブログページ
/forum: フォーラムページ
/contact: お問い合わせページ
/faq: よくある質問ページ
/privacy: プライバシーポリシーページ
/terms: 利用規約ページ
/sitemap: サイトマップページ
/robots.txt: robots.txt ファイル自体

これらのディレクトリやファイルへのアクセスを制限することで、サイトのセキュリティやプライバシーを向上させることができます。

サイト全体へのアクセス制限

ウェブサイトの運営者は、検索エンジンのクローラーに対して、アクセスを許可するページと、アクセスを制限するページを指示することができます。

この指示は、robots.txt ファイルというファイルに記述されます。robots.txt ファイルは、ウェブサイトのルートディレクトリに配置され、クローラーがウェブサイトにアクセスする際に最初に確認されます。

Disallow: / という記述は、クローラーに対してウェブサイトの全てのページにアクセスしないように指示しています。つまり、ウェブサイトの全てのページが検索エンジンのインデックスから除外されることを意味します。

この記述が使用される理由は、いくつか考えられます。

・ウェブサイトが開発中で、公開する準備が整っていない場合
・ウェブサイトに機密情報が含まれており、検索エンジンのインデックスに登録したくない場合
・ウェブサイトの特定のページを検索エンジンのインデックスから除外したい場合

robots.txt ファイルにDisallow: / を記述することで、ウェブサイトの運営者は、検索エンジンのクローラーによるアクセスを制限し、ウェブサイトのセキュリティやプライバシーを保護することができます。

ディレクトリ単位でのアクセス制限

検索エンジン最適化(SEO)とは、ウェブサイトを検索エンジンのランキングで上位表示させるための対策です。SEO対策は、より多くのユーザーにウェブサイトを見つけてもらうために不可欠です。

SEO対策には、主に「内部対策」と「外部対策」の2種類があります。

内部対策は、ウェブサイトそのものの内容や構造を改善することで、検索エンジンからの評価を高めるための対策です。具体的には、以下の対策が挙げられます。

・キーワード調査: ターゲットとするユーザーが検索しそうなキーワードを調査し、ウェブサイトのコンテンツに反映させる。
・高品質コンテンツの作成: ユーザーにとって価値のある情報や質の高いコンテンツを提供する。
・ウェブサイト構造の最適化: 検索エンジンがウェブサイトの内容を理解しやすいように、サイト構造を整理する。
・ページタイトルとメタディスクリプションの最適化: 検索結果ページで表示されるタイトルと説明文を、魅力的でユーザーの検索意図と合致するように設定する。

外部対策は、ウェブサイトへの外部からの評価を高めるための対策です。具体的な施策としては、以下のものが挙げられます。

・バックリンク獲得: 他のウェブサイトから自社のウェブサイトへのリンクを獲得する。
・ソーシャルメディアマーケティング: FacebookやTwitterなどのソーシャルメディアでウェブサイトを宣伝する。
・ゲストブログ投稿: ウェブサイトのコンテンツに関するブログ記事を執筆し、他のウェブサイトに掲載してもらう。

SEO対策は、ウェブサイトのアクセス数を増やし、売上や顧客獲得につなげるための重要な施策です。効果的なSEO対策は、ウェブサイトの価値を高め、ビジネスの成功に貢献します。

URL単位でのアクセス制限

検索エンジンのランキングで上位表示を実現するためには、ウェブサイトのコンテンツや構造を最適化するSEO対策が不可欠です。SEO対策を効果的に実施することで、より多くのユーザーにウェブサイトを発見してもらい、ウェブサイトへのアクセス数を増加させることが期待できます。これは、ウェブサイトの収益向上やビジネスの成長に繋がる重要な要素です。

SEO対策は、長期的な視点で取り組むべき戦略であり、すぐに効果が出るものではありません。時間と労力をかけて継続的に取り組み、ウェブサイトの状況や目標に合わせて最適な手法を選択することが重要です。SEO対策は、ウェブサイトのコンテンツ、構造、技術的な側面など、さまざまな要素を総合的に改善していく必要があります。

ユーザーにとって有益で価値のある情報を含むコンテンツを作成し、検索エンジンがウェブサイトの内容を理解しやすい構造にすることが重要です。さらに、検索エンジンがウェブサイトを適切にクロールし、インデックスできるように技術的な側面を整備する必要があります。SEO対策には、キーワード調査、コンテンツ作成、リンク構築など、さまざまな作業が含まれます。

キーワード調査では、ユーザーが検索しているキーワードを特定し、ウェブサイトのコンテンツに適切に盛り込みます。コンテンツ作成では、ユーザーニーズを満たす有益な情報を提供する必要があります。リンク構築では、他のウェブサイトからウェブサイトへのリンクを獲得し、ウェブサイトの信頼性を高めることが重要です。

SEO対策は、ウェブサイトの成功に欠かせない要素であり、適切な対策を実施することで、ウェブサイトのトラフィック増加や収益向上を実現できます。効果的なSEO対策は、ウェブサイトの競争力を高め、ビジネスの成長を促進する重要な役割を担います。

パラメータを含むURLへのアクセス制限

URLに含まれる「?」以降のパラメータは、並び替えや絞り込みなど、重複する可能性の高い要素です。アクセス制御を適切に行うことで、不要なクロールを抑制し、重複コンテンツの認識を避けることができます。

例えば、商品一覧ページ、並び替え後のページなど、同一コンテンツを異なるURLで表示する場合、検索エンジンはそれらを重複コンテンツと判断する可能性があります。

アクセス制御の設定により、クローラーが特定のパラメータを含むURLにアクセスすることを制限できます。これにより、重複コンテンツの発生を防ぎ、検索エンジンの評価を向上させる効果が期待できます。

ただし、アクセス制御の設定によっては、本来アクセスしてほしいページまで制限してしまう可能性もあります。そのため、設定を行う前に、テスト環境で十分に動作確認を行うことが重要です。

設定方法が難しい場合は、テストツールを利用することをおすすめします。テストツールを使用することで、本番環境に反映する前に、意図した通りの動作を確認できます。

「Allow」の記述方法

robots.txt における Allow は、アクセス許可の記述です。通常、この記述は省略可能です。なぜなら、robots.txt が存在しない場合でも、検索エンジンはデフォルトでサイトのすべてのページをクロールするためです。

しかし、Disallow を使用して特定のディレクトリへのアクセスを制限した場合、その一部にアクセスを許可したい場合は、Allow を使用します。例えば、「/ranking/」配下へのアクセスを制限し、その中の「/ranking/osaka」だけはアクセス許可したい場合、以下の記述が有効です。

User-agent:*
Disallow: /ranking/
Allow: /ranking/osaka

このように、Allow は特定のページやディレクトリへのアクセスを限定的に許可する場合に使用されます。

「Sitemap」の記述方法

robots.txtは、ウェブクローラーに対して、ウェブサイトのどのページをアクセス可能にするか、どのページをアクセス禁止にするかを指示するファイルです。ウェブサイトの管理者は、robots.txtファイルを作成することで、検索エンジンのクローラーがウェブサイトの特定のページをクロールすることを制限することができます。
sitemap.xmlは、ウェブサイトのページの一覧を記載したファイルです。ウェブサイトの管理者は、sitemap.xmlファイルを作成することで、検索エンジンのクローラーにウェブサイトのすべてのページを効率的に知らせることができます。

robots.txtとsitemap.xmlは、ともにウェブサイトの検索エンジンのランキングに影響を与える可能性があります。robots.txtを使用して特定のページへのアクセスを制限すると、そのページが検索エンジンのインデックスに登録されなくなる可能性があります。一方、sitemap.xmlを使用してすべてのページを知らせることで、すべてのページが検索エンジンのインデックスに登録される可能性が高まります。

robots.txt処理に関する注意事項

robots.txt処理に関する注意事項

robots.txtを利用する際は、2つの重要な点に注意が必要です。

1.robots.txtは、あくまでも検索エンジンへの「推奨」です。
・robots.txtは、ウェブサイト内のどのページを検索エンジンがアクセス可能とするか、またはアクセスを制限するかを指示するファイルです。
・しかし、robots.txtは法的拘束力を持つものではなく、検索エンジンは必ずしもその指示に従うとは限りません。
・特に悪意のあるクローラーは、robots.txtを無視してウェブサイトにアクセスする可能性があります。

2.robots.txtは、ウェブサイト全体のアクセスルールを定義するファイルです。
・robots.txtに記述されたルールは、ウェブサイト内のすべてのページに適用されます。
・特定のページのみアクセスを制限する必要がある場合は、robots.txtではなく、HTTPヘッダーやメタタグなどの他の方法を使用する必要があります。

これらの注意点を理解することで、robots.txtを効果的に活用し、ウェブサイトのアクセス制御をより適切に行うことができます。

「インデックス削除」には使用不可

検索エンジンのインデックスから削除したいページが存在する場合、コンテンツの品質が低いページなどが挙げられます。しかし、インデックスの削除には、robots.txtファイルのDisallow指令は使用すべきではありません。ページをインデックスから削除するには、ページ内に「noindexタグ」を記述し、検索エンジンに削除を指示する必要があります。

Disallow指令を使用すると、検索エンジンはそもそもページにアクセスできなくなるため、「noindexタグ」を見つけることができなくなります。これは、インデックスから削除してほしいというシグナルが検索エンジンに伝わらないことを意味します。

イメージとしては、Disallow指令は「このページには行かないで」と指示しているのに対し、noindexタグは「このページはインデックスから削除してください」と指示しているようなものです。つまり、Disallow指令はアクセスを制限するものであり、noindexタグはインデックスの削除を指示するものです。そのため、インデックス削除には、Disallow指令ではなく、noindexタグを使用する必要があります。

処理の優先度は上から下ではない

robots.txtの処理では、階層の深さとAllow/Disallowの優先順位という2つの要素が重要となります。

1.階層が深い方が優先的に処理されます。
2.AllowはDisallowよりも優先されます。

例として、以下のような記述をrobots.txtに記述した場合を考えてみましょう。
User-agent:* Disallow: /ranking/osaka Allow: /ranking/

この場合、一見すると下記の処理が行われるように思えるかもしれません。

1./ranking/osakaへのアクセスを禁止する。
2./ranking/以下はすべてアクセスを許可する。

しかし実際には、/ranking/osakaの方が階層が深いことから、後から記述された/ranking/に対する「Allow」は優先度が低くなり、処理されません。つまり、/ranking/osakaへのアクセスは禁止され、/ranking/以下はアクセスが許可されないことになります。

robots.txtの基礎知識

robots.txtは、検索エンジンのクローラーに対して、サイトのどのページをアクセス可能にするか、またはアクセス不可にするかを指示するファイルです。適切なrobots.txtを作成することで、サイトの特定のページを検索結果から除外したり、クローラーがサイトを効率的に巡回できるようにすることができます。robots.txtを活用し、サイトのSEO対策を強化しましょう。

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