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  • 更新日:2024.10.18
  • 投稿日:2024.10.18

逆SEOとは?ネガティブサイトの風評被害対策を徹底解説

逆SEOとは?ネガティブサイトの風評被害対策を徹底解説
ネット上のネガティブサイトの風評被害に悩まされていませんか?逆SEOはネガティブサイトの検索順位を下げる対策として知られています。
この記事では逆SEOの手法と注意点、および逆SEOの被害にあった場合の対策について詳しく解説します。

広がりやすい悪評はビジネスに悪影響を及ぼしかねません。悪意による情報拡散もあるため、ネット上での風評被害対策はビジネスでの不可欠なリスク管理になっています。

ぜひ本記事を参考に対策を講じてください。

ネガティブサイトの検索順位を下げる逆SEOの手法

ネガティブサイトの影響を減らすためには、ネガティブサイトが検索エンジンで見つかりにくくすることが効果的で、いくつかの方法があります。逆SEOの具体的な手法を解説します。

自社サイトの検索順位を上げる

まずあげられる王道の対策は、自社サイトをネガティブサイトより検索上位に表示させることです。普通のSEO対策と同じに見えますが、逆SEOとして行う場合には対象とするネガティブサイトの分析が必要です。対象のネガティブサイトがどういったキーワード(検索クエリ)でアクセスを集めているかを分析したうえで、そのキーワードでより検索上位に表示させるためのサイト作りをします。

ネガティブサイトは「○○(会社名やサービス名) 評判」や「○○(会社名やサービス名) 口コミ」、といったキーワード(検索クエリ)で上位表示されている可能性が高いですが、分析ツールを使ってより詳細な分析をしましょう。

「○○(会社名やサービス名) 口コミ」というキーワードに対する対策では、自社サイトに口コミを集めたページを作成し、口コミ数を充実させるなどの対策があります。

質の高いコンテンツ作成はもちろん、総合的なSEO対策も必要です。対策はキーワード選定をはじめ、内部リンクや外部リンクをはじめとする被リンクの強化など多岐にわたります。

複数サイトを作成してネガティブサイトの検索順位を下げる

自社サイトの検索順位をあげるだけでなく、自社サービスや商品に関係するサイトを別に作成してネガティブサイトよりも検索上位に表示させることができれば、より理想的です。

自社サイトのコピーのような似た内容になってしまうと低品質なサイトと認定されてしまうため、自社サイトとは別の切り口で自社サービスを取り扱うサイトにする必要があります。

短期的に成果がでる方法ではないため、必要に応じ長期的な視点で取り組みましょう。

自社サービスや商品に好意的なサイトの検索順位を上げる

自社サイトとは別にサイトを立ち上げ検索順位を上げる対策は理想的ですが、時間と労力がかかります。より早く効果が見込める可能性があるのは、自社サービスや商品をポジティブに評価しているサイトの検索順位を上げる対策です。

対象のサイト運営者と連絡が取れるのであれば、自社サービスを紹介する動画を提供して該当ページに埋め込んでもらえないかなど、対象サイトの評価を上げる施策に協力できないか交渉をしてみましょう。サイト運営者と連絡が取れなかったり交渉がうまくいかなかったりした場合でも、リンクを送って該当ページの評価を高めることに貢献しましょう。

検索順位の上位を維持する

自社サイトが対策の結果、ネガティブサイトより検索上位になったとしてもその検索順位は固定的ではありません。対象とするネガティブサイトの更新の他、googleなどの検索エンジンのアルゴリズムの変化などにより、検索順位が変わる可能性があります。

ネガティブサイトの検索順位の定期的なチェックの他、自社サイトのコンテンツを定期的に更新して内容の充実を図るなど持続的な対応が必要です。

発信元にコンテンツの削除を依頼する

より根本的な解決を目指す方法としては、風評被害になる内容を掲載しているネガティブサイトの運営元に連絡をして、ネガティブな内容のコンテンツ削除を依頼する方法もあります。

事実の裏付けのない内容や、事実と異なる内容、個人の名誉を毀損したりプライバシーを侵害する内容などの場合は、その削除依頼の根拠を添えてサイト運営者に連絡をすることで対応をしてもらえる場合があります。削除依頼の明確な根拠があり特に悪質な場合は、弁護士や警察に相談して対応してもらう選択肢も検討しましょう。

ただし、コンテンツ削除を依頼しても対応してもらえるとは限らないことに注意です。

GoogleやYahoo!、Bingなどの検索エンジンにコンテンツ削除申請をする

ネガティブサイトの内容が、法律に違反していたり各検索エンジンの利用規約やコンテンツ/サービスのポリシーに違反している場合は、各検索エンジンに対して直接コンテンツの削除を申請することで、検索結果から除外してもらえる可能性もあります。コンテンツがネット上から削除されるわけではありませんが、検索エンジンの検索結果に表示されなくなることで、問題のサイトへのアクセス数を大きく減らす効果が期待できます。

Googleの場合は、「法的な理由でコンテンツを報告する」から「リクエストを作成」をクリックして削除申請が可能です。(Google検索で「法的な理由でコンテンツを報告する」または「Legalヘルプ」と検索することで該当ページを探せます。)

Yahoo!の場合は、「YAHOO!検索ヘルプ」の「検索結果に情報を表示しない」に対処方法がありますが、サイト管理者からの申請が基本の為、削除申請のハードルが高いと言えます。しかしYahoo!検索もGoogleの検索エンジンを利用している為、Googleで検索結果から削除されれば、Yahoo!の検索結果からも削除されることが期待できます。

Bing に関しては「Bing に関する問題を報告」から削除申請ができます。
検索エンジンへのコンテンツ削除申請についても、必ずしも対応してもらえるとは限らないことに注意です。

避けるべき逆SEOの手法と逆SEOを行う際の注意点

逆SEOの手法としては、逆に悪影響が出てしまう可能性のある「避けるべき手法」があります。これらの手法は、たとえ一時的に問題を解決させたように見えても、長期的にはより大きな問題を引き起こすことがあります。

コピーコンテンツの量産

インターネット上で他のサイトの内容をコピーして繰り返し使用する行為は、検索エンジンによって「スパム」と見なされる可能性があります。Googleなどの検索エンジンはオリジナリティを重視しているため、コピーコンテンツの多用はサイトの信頼性を低下させ検索順位が下がる原因となります。検索順位をさげたいネガティブサイトのコピーサイトを量産することでネガティブサイトの検索順位を下げるという対策も想定できますが、サイト複製は著作権侵害であり、訴えられる可能性があります。また検索サイトからもペナルティが課せられる可能性があるため、行うべきではありません。

質の低い被リンクの設置

他のサイトからのリンク(被リンク)は、サイトの信頼性を高める重要な要素ですが、質の低いサイトからの被リンクは逆効果です。スパムサイトや関連性の低いサイトからのリンクはGoogleによってペナルティの対象とされることがあり、サイトの検索順位を下げる結果につながります。検索順位をさげたいサイトに対して故意に質の低いリンクを大量にはるという手法がありますが、スパム行為とされ検索サイトの利用規約に違反しています。こちらも検索サイトからのペナルティなど問題に発展する可能性があるので控えましょう。

逆SEOを行う際の注意点

逆SEOはネガティブサイトを目立たなくするための手法です。そのため、多くの場合ネガティブサイト自体がなくなるわけではないこと、そして効果が出るまでに時間がかかることには注意が必要です。

逆SEOの被害を受けた場合の具体的対策

逆SEOの被害を受けた場合の具体的対策

これまでネガティブサイトによって自社が被害を受けた場合に、自社が行う逆SEO対策をお伝えしてきました。しかし、ライバル企業によって自社サイトを対象に逆SEO対策をされる場合もあります。自社サイトの検索順位が不自然に下がった場合は、逆SEO対策をされた可能性を疑いましょう。その場合の対策についても解説します。

被リンクの確認と否認

サイトへのスパムリンクや低品質なリンクの大量追加は避けるべき逆SEOの手法としてお伝えしましたが、自社がターゲットとして被害にあう可能性は十分に考えられます。

悪質なリンクや低品質なリンクによってサイトの評価がさがり、検索順位がさがる可能性があります。対策としてはAhrefs(エイチフレス)などの分析ツールやGoogle Search Consoleを使って不自然な被リンクを調査特定し、Google Search Consoleの「リンクを否認」するツールを使って悪影響を遮断します。

ドメインパワーを向上させる

逆SEOの影響を軽減する王道の対策はドメインパワーをあげることです。高品質なコンテンツを定期的に投稿したり、信頼できるサイトからの良質な被リンクを獲得することで、サイト全体の信頼性と検索エンジンでの評価を向上させることができます。ドメインパワーをあげることで、簡単には逆SEOの悪影響を受けなくなります。

弁護士に相談する

逆SEOの被害が法的な問題に関連する場合(著作権侵害や名誉毀損などに該当する場合)は、専門の弁護士に相談することが最善です。法的な措置を講じることで、不正行為を行っている個人や組織に対処し、被害の拡大を防ぐことができます。

逆SEOの被害に遭遇した場合、これらの対策を迅速に実施することが、サイトの信頼性を守り検索エンジンでの評価を保持するために重要です。検索順位や被リンクの定期的な監視と管理を行い、必要に応じ専門家に相談しましょう。

まとめ

逆SEOは風評被害をもたらすネガティブサイトを検索結果で目立たなくするための対策です。本記事を通じて、その効果的な手法と注意すべき点を解説しました。

以下の知識を活用して逆SEOを適切に実施しましょう。

  1. 01.自社サイトの評価を向上させる
  2. 02.ネガティブサイトを検索結果から押し下げる
  3. 03.不適切な手法は避け、倫理的に対処する
  4. 04.法的な問題は専門家に相談する

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